見出し画像

編集部日記(湯沸かし編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

三日坊主、いや、一日坊主といっても過言ではない程に継続力がない人間を、皆さまは知っていますか? 私は知っています。何を隠そう、自分自身です。ウォーキングも筋トレもマッサージも、何も継続できないまま時間だけが過ぎていきました。

続かないけれど手は出したい。意欲だけは一丁前なので、流行りに乗って昨年の冬に白湯を飲み始めました。身体の芯から温まり、寒い冬には持ってこいの代物です。白湯活を始めてからは心なしか肌の調子が良く(なった気がする)、身体もスッキリした(ような気がする)と思っています。白湯も気からということで、ポジティブに考えていればきっと良い効果が出ることでしょう。

入浴や歯磨きと同じレベルでルーティン化できれば、飲み忘れることはありません。毎朝やかんでお湯を沸かしながら、私は未来の自分を思い描いていました。基礎代謝を上げ、冷え性やむくみの解消へと繋げる。あわよくば、白湯を飲むだけで痩せますように(多分無理です)。白湯活を制した私には、きっと明るい未来が待っているはず。YouTubeでよく見るモーニングルーティン動画でも、意識の高い方は皆お湯を沸かしています。私もそんな人間になることを目指して、1日1白湯を誓いました。

しかし、そんな毎日がそう長く続くわけもなく、白湯のために沸かしたお湯は、いつの間にか粉末スープに注ぐためのお湯に変わっていました。だって、身体を温めるのであれば、よりおいしい方がいいじゃないですか。カロリーが高いものの方が、満足度も高い。甘い誘惑に勝てるような強き魂の持ち主が、一日坊主の称号を得ているはずがありません。こうして、かぼちゃスープの誘惑に負けた結果、私の第1回意識アゲアゲ生活(白湯活編)は終わりを迎えたのです。

季節は巡り今年の10月。少しずつ気温が下がり始めてきたので、再び白湯活を始めてみました。今回の目標は、スープを作らないこと。今度こそ、白湯そのものと向き合いたいと思います。

前回は水道水をそのまま沸かしていましたが、今回はミネラルウォーターを使用してみました。どうやら、使用する水によって作り方がちょこっと変わるらしいのです。継続を目指すのであれば、手間は少ない方がいい。飲みきれる分だけ沸かさないともったいないので、使用するミネラルウォーターは、コップ一杯分だけと決めています。

ところが、この記事を書くにあたって改めて白湯について調べてみたところ、とあるサイトに「しっかりと沸かすことがポイント。水は多めに入れましょう」と書いてありました。お察しのとおり、完全に作り方を間違えています。前述のとおり、私はやかんにコップ一杯分の水しか入れていません。更に、多めの水を沸騰させてからは、火を弱めて10分程度沸騰状態をキープしなければならないらしいのです。これはまずい。沸騰したら即火を止めてマグカップに注いでいました。

あまり考えたくはないのですが、私が今日まで飲んでいたのは、白湯ではなくただのお湯だったのかもしれません。そもそも、白湯とお湯の違いって何? 沸騰してすぐに火を止められたかれらは、白湯にはなれないのでしょうか?

無念。これから毎朝10分間も湯を沸かし続けられる自信がありません。そんなに待つのならお湯で十分です。今日まで間違いに気づかず効果を得ている気になっていたのだから、今更白湯レシピを改める必要はないでしょう。とはいえ、やる気が削がれたのは事実です。約1年ぶりに再開した白湯活でしたが、早くも終わりが見えてきました。簡単に白湯を作れる専用鍋があればいいのに。調べてみても白湯パイタン鍋つゆしか出てきませんでした。なんだかお腹が空いてきたので、もう白湯のことは一旦忘れて、近いうちに鍋でも食べようと思います。これから白湯活が続くかどうかは、私の努力次第ですね。乞うご期待ください。

ここまでお読みいただきありがとうございます。鍋はありませんでしたが、白湯専用のマグカップは販売されていました。時代の進化はすごい。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


第1回ハナショウブ小説賞 結果発表!

最終選考結果が発表されました!
▼受賞作品は公式サイトをご確認ください。

〈刊行作品のご紹介〉

『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)

定価 本体1,800円+税 A5変型版ハードカバー

ほとんどの国民が神霊術を使うルーラ王国の南部。
「チェルニちゃん、いてくれてよかった。きみに力を貸してほしいと思っているんだ。街の子供たちが三人、拐われたかもしれない」
この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

▼noteでもお読みいただけます!


『フェオファーン聖譚曲オラトリオ』シリーズ(菫乃薗ゑ/2020)

※絶版中、現在新装版刊行準備中。

「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!