連載小説 神霊術少女チェルニ 往復書簡 11通目
レフ・ティルグ・ネイラ様
ネイラ様が送ってくださった手紙を、何回も何回も読み直しました。わたしのことを嫌うなんて、絶対にないって断言してもらったので、すごく安心して、嬉しくなって、一人でベッドの上を転げ回ってしまいました。
わたし、チェルニ・カペラは、ネイラ様に嫌われないってわかったら、あんまり怖いものがないみたいなので、正々堂々と受験します。目指すは上位合格!
町立学校の方は、わりと落ち着いています。可愛いって評判の同級生に、王立学院の受験をやめるようにいわれ