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第1回ハナショウブ小説賞の結果発表を終えて

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

ついに、第1回ハナショウブ小説賞の最終結果が発表となりました。

▼第1回ハナショウブ小説賞 最終結果発表はこちら!

▼過去に投稿したこちらのシリーズも、ぜひお読みください!

遡ること約1年と2か月前。全てが始まったのは、2022年6月10日のことです。

弊社の代表である熊猫本好くまねこほんふぁんさんより、とある指令が下されました。

「介護、医療、福祉をテーマにした小説のコンテストをしたいんやけど、ちょっとヤナガワさん具体的に考えてみてくれへん?」

この一言から、ハナショウブ小説賞は始まったのです。

企画の方向性を決めるため、熊猫本好さんと打ち合わせを行った際のメモがこちらです。「介護・医療・福祉」と何度も書いていますね。このメモを見るのは私だけなのだから、省略したって何の問題もないのに。当時の私は、一言一句逃すことなくメモせねば、と必死だったのでしょう。

結局、「介護・医療・福祉」をテーマにした小説賞ではなく、第1回のテーマを「介護・医療・福祉」として、初回以降も続いていく小説賞の開催を目指すことにしました。

テーマの指定はあるものの、せっかく開催するのであれば、多くの方に選択肢がある賞にしたいと思い、「長編部門」「短編部門」「中学生部門」「小学生以下の部門」の4部門を設置。開催から締め切りまで、ドキドキが止まらない3か月を乗り越え、皆さまの想いが詰まった原稿を読むたびに、ハナショウブ小説賞を開設して良かった、と胸がいっぱいになりました。

(自分で言うのもあれですが)得体の知れない出版社が開催する、しかも何の実績もない第1回目の小説賞を見つけてくださるなんて。応募時に、noteや各SNS、公募サイトなど、どこで本小説賞と出会ったのかはお伺いしていますが、本小説賞に応募を決めた理由は、ご本人しか知り得ません。いつか皆さまにお会いできる日が来たら、応募者の方一人一人にインタビューをしたいくらいには、理由が気になっています。

また、中学生部門と小学生以下の部門では、どうすれば小中学生に情報が届くのかという大きな課題に悩まされ、最後まで試行錯誤を繰り返していました。

市内の小中学校にチラシを配ったものの、全国各地の小中学校にも同じことを、というのは現実的に厳しい。そもそも、現代の小中学生は、一体何から情報を得ているのでしょうか。

「小中学生を会社に招待して、最新情報や流行をレクチャーしてもらったほうがいいんじゃないか」という案で盛り上がるくらいには、広報の方向性に行き詰まりを感じていました。

目の前に立ちはだかる大きな壁はありましたが、ありがたいことに公募サイトやSNSで本小説賞を見つけていただき、なんとか小中学生の皆さまからもご応募いただくことができました。中学生部門、小学生以下の部門の受賞作品は、後日opsol book公式サイト内で本文を公開いたしますので、もうしばらくお待ちください。

現在、第2回ハナショウブ小説賞が開催中ですが、正直なところ、第1回を無事に終えてもなお、応募数に関する不安は消えません。現在執筆中の方が多くいらっしゃると仮定し、何とか正気を保っておりますが、どうしたって私たちには、何名の方が応募を考えていて、何名の方が執筆されているのか、わからないのです。

それでも、第2回ハナショウブ小説賞終了後も、第3回、第4回と続けられるように、そして、多くの方の物語を世に出して、うれしいお知らせをお届けできるように、引き続き私たちも頑張ります。

第1回ハナショウブ小説賞にご応募いただいた皆さま、本当にありがとうございます! 

第2回ハナショウブ小説賞も、どうぞよろしくお願いいたします。


第2回ハナショウブ小説賞の開催中です!

募集期間:2023年7月3日(月)9:00~2023年9月29日(金)17:00
募集部門:以下の2部門で、フィクションの長編小説を募集します
     (1)テーマ部門(テーマ:ふたり)
     (2)opsol部門(テーマ:「介護」「医療」「福祉」)
両部門ともに、大賞作品は書籍化&賞金30万円!
皆さまのご応募をお待ちしております。
▼詳細は公式サイトをご確認ください。

〈刊行作品のご紹介〉

『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)

定価 本体1,800円+税 A5変型版ハードカバー

ほとんどの国民が神霊術を使うルーラ王国の南部。
「チェルニちゃん、いてくれてよかった。きみに力を貸してほしいと思っているんだ。街の子供たちが三人、拐われたかもしれない」
この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

▼noteでもお読みいただけます!


『フェオファーン聖譚曲オラトリオ』シリーズ(菫乃薗ゑ/2020)

※絶版中、現在新装版刊行準備中。

「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!