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編集部日記(挑戦と諦め編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

2月は本気を出す。私はそう決めました。

弊社のnoteを読んでくださっている方は、「おいおい一体何度目だよ」と思うかもしれません。そもそも、何に本気を出すんだという話ですよね。

毎年のように直前になって焦り出すイベントといえば健康診断。私は2月末に受けることが決まっています。ここは何としてでもすこぶる調子の良い私で挑みたいところ。もっと早くから本気を出していれば余裕を持てたのに、後回し癖が仇となり、残された時間はあと一か月もありません(※8月の時点で日程は決まっていたので、本来なら半年ほどの猶予がありました)。

健康診断の結果は会社へ提出する決まりがあります。それ自体は何の問題もないのですが、体重だけはどうにかシークレットにしてほしいと常々思っています。自分がどのくらいの数字を叩き出すかを知っているからこそ、会社にその事実を知られるのが嫌なのです。

そもそも、今回の健康診断は会社負担で受けるものですし、社員の健康状態を把握するという意味でも結果の提出は必要だと思います。血圧や視力などは好きなだけ見てもらって構いません。ただ、体重だけはどうか、どうかご容赦ください……。まあ、弊社には人の体重を見てどうこう言う方はいないので、私が気にしすぎているだけなのですが。

今から約一か月間で私にできることは何なのか。そう考えたときに真っ先に思いついたのが運動です。デスクワークばかりで普段の運動量がほぼゼロな私がほんのちょっとでも動けば、少しは軽くなるはずです。考えが甘すぎる気もしますが、今はその可能性に賭けるしかありません。

そうと決まれば早速実行です。まずは自宅でできそうな運動を探しました。

縄跳びはご近所さんに見られるのが恥ずかしいので選択肢から外しました。一応ダイエットに効果がありそうなダンスは踊ってみたものの、一日一回だけだとイマイチ効果が薄い気もします。あと、床が抜けないか心配です。こういうのは筋トレとセットにすると良いのかもしれませんが、結果は言わずもがな。プランクって何であんなにきついんですかね。

自宅が無理なら外に出てみましょう。

有力候補は王道のウォーキングかランニング。以前ウォーキングをした際に腰を痛めて散々な目に合ったので、できればこれは避けておきたいところです。ランニングはすぐに歩いてしまいそうなので先が見えません。取り組む時間についても、朝から行うならもう少し寝ていたし、夜は寒くて外に出られない。うーん、却下で。

こうなったら、お金を払って強引に自分を奮い立たせるしかありません。

トレーニングといばジムです。仕事終わりに1時間だけでも軽く運動ができればと思い、入会を決意しました。

やる気に満ち溢れた私は、終業後にウキウキ気分でジムへ向かいました。「意識高い感じがして良いな~」なんて思いながら、駐車場から室内の様子を確認。仕事終わりに立ち寄る方が多いのか、室内ではさまざまな器具を使ってトレーニングに取り組む人が大勢いました。

ここでふと疑問が。私はランニングマシンとエアロバイクを使用したいと思っていましたが、もしここでどちらも使用中だった場合、私は一旦ほかの器具を使用するということ? もし空いたとしても、私が一時間も同じ器具を独占し続けるのはほかの方の迷惑になるかも? そもそも、ああいうのってどんな感じで順番待ちしているんだ?

その場で聞くなり調べるなりすれば答えが出るであろう疑問に頭を抱え、急に怖気づいてしまった私は、結局建物の中に足を踏み入れることなく車に戻ることを決めました。

ただし、室内にいる人たちから、入口前に佇む私の姿は丸見えです。ここでUターンをしたら確実に「諦めた人」だと思われてしまいます。そんなの嫌だ。悩みに悩んだ結果、建物の外周を一周歩き、死角を通って車に戻りました。はあ、恥ずかしかった。

私はこの日、ジムに行くという目標を果たしました。確かに、行くには行ったので。室内に入ってはいないですけど。何一つトレーニングもしていませんけど。外から眺めていただけですけど。

やっぱりジムはハードルが高いことが分かりました。初心に戻って自宅でできる運動を頑張ろうと思います。もうすでに、「このメニューはきついし飛ばしちゃお」という愚行に出ていますが、せめてこの2月だけでも真面目に頑張れ、私。

ここまでお読みいただきありがとうございます。エアロバイクやランニングマシンのイメトレは完璧だったんですけどね。ジムの中に入って運動を始めるまでのイメトレは失念していました。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


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▼第1回ハナショウブ小説賞結果発表はこちら!

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