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編集部日記(推し活編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

最近、すみっこが好きな某キャラクターにハマっています。映画公開を記念して、さまざまな店舗でコラボ商品が発売されているため、財布の紐が緩みまくりです。こういったときのために働いているので、躊躇はしません。一葉や英世との別れを乗り越え、多くのグッズを我が家に迎え入れました。

老若男女問わず人気の高いシリーズではありますが、時と場合によっては少し肩身が狭い思いをすることも。というのも、中にはお子様をメインターゲットにした販売方法があるからです。その内の一つである某回転寿司店では、とあるセットに付いてくるガチャコインで、店内に設置されているコイン専用ガチャを回すと景品をゲットできます。

まさか、年齢制限があるのでは……とドキドキしましたが、「お子様から大人までどなたでも注文OK」と大きな文字で記載してくれていたので、遠慮なく注文しました。とはいえ、こういった類のコインを貰うのは小学生ぶりなので、少し緊張しました。

精算を済ませ、コイン専用ガチャへと向かいます。ガッツリと周囲の視線を感じましたが、この際そんなものは関係ありません。このためにお寿司を食べに来たのです。好きなものをゲットするためには、小さな恥など捨てねば。無事に景品を手に入れた私は、背筋を伸ばしてお店を後にしました。お子様だけでなく、大人の私にもこのガチャを回す権利があると、強い気持ちを持つことが大切なのだと学びました。ゲットした景品は超可愛かったです。

更に、某回転寿司店で昼食を食べる2時間前には、某コーヒー店でもコラボシールをゲットしました。

ここでは、いちごミルクか、デニッシュパンの上にソフトクリームが載ったあの有名なデザートを注文すると、ランダムでシールが一枚もらえます。

どちらを注文するのか、ギリギリまで悩みました。時刻は朝9時。果たして、朝からボリューム満点の甘味を完食できるのでしょうか。しかも、このあとはお寿司の予定なのに。いちごミルクならばモーニングのセットにすることも可能ですが、甘いドリンクをこの時間に飲み干せる自信もありません。

おやつの時間であれば余裕で完食できるデザートと、普段全く飲まないいちごミルク。悩みに悩んだ末、私は前者を選びました。スイーツは別腹。つまり、朝9時でも余裕なはず。己を信じることで、胃袋の可能性も広がります。

意を決して頼んだデザートがテーブルに届いたとき、そこにシールの姿はありませんでした。あれ? 一緒に渡されるのではなく、お会計時に貰えるのかな。そうであってほしい。じゃないと私から「シールが欲しいんですけど……」と申告することになってしまいます。このキャラクターを好きなことに恥はないけれど、シール一枚を欲して店員さんに声を掛けるのは恥ずかしい。でも、シールのために朝からデザートタイムを設けたわけで、ここで諦めて帰りたくもない。きっとレジで渡されるはず、そう思いながらお会計へと向かいました。

レジへ向かう途中、ほかのテーブルには小さなお子様がいました。きっと、この子もシールを求めてここに来たに違いありません。仲間だね、心の中でそう声を掛けながら、シールに想いを馳せます。

レジは、自分でお金を投入するセミセルフスタイルでした。店員さんは、清算カウンターの奥で「660円です」と笑顔でこちらを見ています。

精算機に英世を投入。その後すぐに、340円がジャラジャラッと出てきました。レシートを受け取り、店員さんをチラ見する私。「ありがとうございました!」と素敵な笑顔で私を見る店員さん。

シール自己申告が確定した瞬間です。

ここで怖気付いて帰るわけにはいきません。なぜ私は今ここにいるのか? コラボシールを手に入れるためだろう? そう自分に語りかけながら、「シールをください」の一言に全ての想いをかけました。

「す、すみません……あの、これって、シールって貰えるんですかね……?」

絞り出した声はとてもか細く、頼りないものでした。というか、「ください」とも言えていません。しかし、店員さんはきちんと聞き取ってくださり、無事にシールをゲット。恐らく、通常は注文商品を一緒に届けられるのだと思いますが、モーニングで忙しい時間帯だったので、こういうこともありますよね。タイミングが悪かっただけなので、皆さまは自己申告なしで問題ないと思います。

残念ながら目当てのシールは当たらなかったので、あと数回はチャレンジすると決めました。いちごミルクとデザートをどちらも頼めば、一度行くだけで2枚もシールをゲットできますが、その組み合わせに挑む勇気は、まだありません。目当てのキャラクターが出るまで何度も食べに行くことも、大人だからできることなのかもしれませんね。

グッズの収集だけでは飽き足らず、3日前にはスマホゲームを始めました。自分だけの農園を作りあげる内容になっているのですが、初心者の私はまだまだできることが少ないため、せっせと小麦を作りながら、もっと大きな農園にできるよう奮闘中です。クリスマス仕様のコスチュームガチャもあるので、コイン稼ぎも頑張ります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。某積む積むゲームも、お正月に特大ガチャイベントがあるので、12月中にコインを稼がないと……。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


第1回ハナショウブ小説賞 結果発表!

最終選考結果が発表されました!
▼受賞作品は公式サイトをご確認ください。

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〈刊行作品のご紹介〉

『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)

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「チェルニちゃん、いてくれてよかった。きみに力を貸してほしいと思っているんだ。街の子供たちが三人、拐われたかもしれない」
この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

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「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!