見出し画像

編集部日記(祝日編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

昨日は勤労感謝の日でしたね。せっかくの休みなのだから、有意義に使うしかない。そう思った私は、早起きをして身なりを整え、町へと繰り出しました。あわよくば、noteのネタになることがあれば良いなと思いながら。

軽い運動がてら、歩いて出かけても良かったのですが、最近は寒いですしね。健康のためと思って歩いたが故に、身体が冷えて体調を崩しては元も子もありません。しかも、祝日のためいつもより交通量も増えています。あまり車通りが多いと、歩道がない道は危ないですから。危険回避のためにも、今回は車で出かけた方が良いと判断しました。言い訳ではありません、リスクヘッジです。

カフェでボリューム満点のランチを食べた後、以前から気になっていた本を購入。たった数時間の外出で、そう簡単にnoteのネタになるようなことが起きるわけもなく、ほかに行きたい場所もなかったので、諦めて自宅に戻ることにしました。

午後は読書タイムかな、と考えながら自宅に到着。車のドアに手を掛けようとした瞬間、とある欲望が私の脳内を埋め尽くしました。

ちょっとここで横になっちゃおっかな。

こういうときだけ、思い立ったら即行動。エンジンを切った状態で座席のシートを倒し、欲望のままにゴロンと寝転がる私。車を降りさえすれば、10秒もかからず自宅に入ることができるのに、車内でくつろぐことを選んでしまったのです。

念のため申し上げますと、これは決して怠惰ではありません。

この日の前日、就寝前にキッチンに向かった際に、一匹の蜘蛛と遭遇しました。コンロ周りを徘徊する大きめの蜘蛛。サイズは新生児の握りこぶしくらいでした。いくら私の方が大きいとはいえ、100%の勝率がない以上、むやみに手は出せません。床に降りたタイミングで捕獲を、と様子を窺っている隙に、奴はキッチンの僅かな隙間へと消えていきました。現在は、不法侵入の罪に問われたまま、行方をくらませています。

要約すると、我が家にはちょっと大きめの蜘蛛が潜んでいるんですね。いえ、良いんですよ、別に。かの有名な某Gを駆逐してくれるかもしれませんし。生活環境さえ分けることができれば、こちらに害はありません。

しかし、キッチンから移動してきた奴が、コタツで横になっているときに現れる可能性もあります。もし、うたた寝をしている私の顔面をのそのそと徘徊していたら? なぜ、あのとき捕獲できなかったのか。もしもの出来事を考えるたびに、リビングが恐怖の対象となっていきます。

そこで救いの一手となったのが、車でした。自宅がダメなら車に居ればいいじゃない。

そんなこんなで、話は車内に戻ります。運転席で横になって、スマホを眺める私。お腹いっぱいになるまでご飯を食べたことで、少し眠気がやってきました。時刻は14時。降りた方が良いよな、でも蜘蛛が……。

悩みながらとりあえず瞼を閉じ、気付けば夢の世界へ。次に目を覚ましたとき、時刻は16時を迎えていました。

せっかくの休日なのに、自宅駐車場で2時間の昼寝。寝るならせめて自宅に行くべきだと、私も分かっています。でも、未だに蜘蛛は我が家に潜んでいるわけで。これはもう、仕方がないと割り切るしかありません。

そういえば、勤労感謝の日はどのように過ごすのがベストなのでしょうか。気になってGoogle先生に質問してみたところ、「日頃の労働に感謝して、ゆっくり体を休めましょう」という回答を発見。物事を都合よく解釈するのは得意です。これはつまり、私の過ごし方もあながち間違いではなかったということなのでしょうね。良かった、一安心です。

とはいえ、車で寝るのはおすすめしません。風邪をひいてしまうかもしれないので、自宅に到着しているのであれば、たとえ室内に蜘蛛が侵入していたとしても、現実から目を背けることなく、早めに車から降りてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。ちなみに、昨日の夜、更に大きめの蜘蛛(親?)が浴室で発見されたものの、私と遭遇した蜘蛛は未だに行方が分かっていません。それでは、また次回のnoteでお会いしましょう!


第1回ハナショウブ小説賞 結果発表!

最終選考結果が発表されました!
▼受賞作品は公式サイトをご確認ください。

▼授賞式の様子はこちら!

〈刊行作品のご紹介〉

『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)

定価 本体1,800円+税 A5変型版ハードカバー

ほとんどの国民が神霊術を使うルーラ王国の南部。
「チェルニちゃん、いてくれてよかった。きみに力を貸してほしいと思っているんだ。街の子供たちが三人、拐われたかもしれない」
この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

▼noteでもお読みいただけます!


『フェオファーン聖譚曲オラトリオ』シリーズ(菫乃薗ゑ/2020)

※絶版中、現在新装版刊行準備中。

「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!

この記事が参加している募集