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編集部日記(SNS断食編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

先日、SNS断食をしてみました。といっても、たった一日だけですが。

事の発端は、毎週木曜日に配信中の某サバイバルオーディション番組。21時から放送されており、私は基本的にアーカイブ視聴組です。そうなると当然、リアルタイム視聴組の方たちで盛り上がるX(旧Twitter)のタイムラインを目にします。視聴者の盛り上がりを感じたい私と、初見で番組を楽しみたい私がぶつかり合い、毎回前者が勝利するのですが、先週放送された第5話はそうもいきませんでした。

第5話では、1回目の順位発表が行われ、46人の脱落者が決まるのです。さすがに、順位発表の結果を知った状態で番組を視聴するのは抵抗があります。しかし、当日の夜は予定があったため、リアルタイム視聴は不可能。そこで、思い切ってSNSを断つことにしました。

まずはX。タイムラインには、リアルタイム視聴組の実況ツイートが溢れているため、アプリを開いてしまうとネタバレ待ったなしの状況です。普段、無意識にアプリのアイコンをタップしてしまう私にとって、Xを失うというのは、思っていたよりもずっと苦痛でした。一度だけ、親指が勝手にアプリを立ち上げてしまいましたが、目を半開きにすることで強制的に視界を狭め、危機を乗り越えました。見ないと決めたら絶対に見ない。この先に待つ楽しみのことだけを考えて、今はひたすら耐えるときなのです。

次にInstagram。危険度は低いものの、番組の公式アカウントがあることから、念のため控えておくことに。友人がストーリーズにアップしている可能性もありますしね。

そしてYouTube。ここにも公式アカウントが存在し、番組終了後から放送内容のハイライトがまとめて投稿されます。おすすめとしてホーム画面に表示されてしまうため、こちらも封印しておきましょう。サムネイルだけでも、配信内容を察してしまいそうなので。

幼い頃の私は、無邪気に外を駆け回り、21時には夢の中にいたはずなのに、今ではベッドに入っても夜な夜なSNS。一体いつからこうなってしまったのでしょうか。

冷静に考えれば、SNSを失ってもできることはたくさんあります。本を読んだり、部屋を片付けたり、音楽を聴いたり、景色を眺めたり。

心がダメージを受けてしまうような投稿や、自身に劣等感を抱いてしまうような投稿、そういったものを避けるために、SNSから一定の距離を置くことも大事なのかもしれません。

一方で、SNSから得ている情報も日々の生活の中で多く存在しています。note記事のテーマだって、Xで見かけたポストに乗っかることもしばしばあります。

SNSで話題といえば、中学生6人組のグループYouTuber「ちょんまげ小僧」さん。メンバーの一人であるひき肉さんの「ひき肉です!」という特徴的な挨拶が、XやTikTokでかなり話題になっていました。2023ユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされていますね。SNS上で話題になっているのを知っていたため、「ひき肉です!」というフレーズを聞いても、これが挨拶だということがわかります。しかし、もしSNSを見ていなければ、私はスーパーで販売しているひき肉を想像していたことでしょう。「何でひき肉が流行語に? この料理は合いびき肉がおすすめとか、そういう話?」となっていた可能性も。

そう考えると、情報の取得という面ではSNS断食のデメリットも大きいような気もしますが、刺激的な毎日から逃れるために、一定期間SNSと距離を置いてみるのもありなのではないでしょうか。まあ、私はたった一日だけだったので、SNS断食を語れるほど詳しいわけではなく、当然おすすめできる立場でもないのですが。

職業柄、日々のトレンドから距離を置くべきではないのかもしれませんが、せっかくの機会ですし、一週間だけでもチャレンジしてみようと思います。まだアプリを削除する勇気はないので、まずは無理せず、21時以降は開かないという縛りから。就寝前のスマートフォン操作は良くないとも聞きますし。ついでに、使用時間が減ることでバッテリーの劣化防止にも繋がりますように。何かしらの効果があったら、またご報告します。

ここまでお読みいただきありがとうございます。何だか、noteへの投稿を始めてから、自分への縛りが多くなった気がするような。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


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