見出し画像

編集部日記(学校給食編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

朝のニュース番組はZIP!派のヤナガワ家。ここ最近は、テレビ番組やSNSから血眼でnoteのネタを見つけているため、ZIP!の視聴にも尋常じゃないほどの熱量を注いでいます。

さて、そんなZIP!で先日放送していたのが、Z世代の好きな給食メニューランキングです。

堂々の一位に輝いていたのは揚げパンでした。番組内では、Z世代のランキングに加えて、50代のランキングが比較対象として公開されていたのですが、こちらでも揚げパンは一位にランクイン。揚げパンだけでなく、どちらのランキングを比べても、内容にほとんど差はありませんでした。いつの時代も、おいしいと感じるメニューは変わらないのでしょう。

▼学校給食の歴史

確かに、揚げパンはおいしい。油で揚げたパンに甘い粉がまぶされていて、一口食べたときのあの幸福感は唯一無二だと思います。私も初めて食べたときは、こんなにおいしいものなのかと驚かされました。

揚げパンの誕生には、とある小学校の学校給食担当職員の方が関わっているそう。

揚げパンは、昭和27年頃に大田区立嶺町小学校の給食担当の職員が考案したと言われています。当時は欠席した児童に給食のパンを届けていたようです。硬くなってしまうパンを、流感で休んだ児童に栄養をつけてもらい、おいしく食べてもらうために油で揚げ、砂糖をまぶすことを考えついたそうです。

▼引用元:大田区ホームページ

幅広い世代に人気のメニューではありますが、献立に入るかどうかは地域によって大きく異なるようです。実際に、SNSでは給食で食べたことがないというコメントも目にしており、我が母校でも小学生から中学生までの9年間の内、揚げパンが出たのはたった一回のみでした。それでも、その一回が今も記憶に残っているほど、当時の私はあの味に感激したのです。

しかし、個人的に好きだった給食メニューTOP3は、残念ながらZ世代のランキングには入っていません。揚げパンはレアメニューだったこともあり、4位の席には座っているものの、TOP3入りとはなりませんでした。

では、何のメニューが1~3位に輝いているのか。ズバリ、上から順にマーボー豆腐、どさんこ汁、まぐろと大豆のケチャップがらめです。このメニューの日は、普段は並ばないおかわりの列にしれっと並んでいた記憶があります。特に、どさんこ汁は北海道の郷土料理らしく、初めて給食で食べたときの感動は忘れられません。ごろごろと入った具材とクリーミーな味わいが大好きでした。

この三品に加えて殿堂入りを果たしたのがカレーライス。ここはZ世代のランキングとも一致しています。やはり、カレーは外せませんよね。もやは戦わせることすら畏れ多いので、殿堂入りということにしておきます。

給食のカレーは、家で食べるカレーとはまた違ったおいしさがありました。私は大人になった今も甘口派なので、ぜひあのマイルドなカレーのレシピを教えてほしいのですが、さすがに公式レシピなんて公開してないですよね。

ありました。

ホームページ内で一番最初に公開されたであろうレシピは、やはりカレー。次いでハンバーグ、マーボー豆腐。この三つは王道の人気メニューなのでしょう。序盤に公開するのも頷けます。最新のかきたま汁のレシピには「NEW」とついていることから、今後も更新があることが期待できますね。何卒、どさんこ汁とまぐろと大豆のケチャップがらめのレシピもぜひ……(どさんこ汁はほかの地域で公開されていました)。

個人的な願望はさておき、家庭でも給食の味が食べられることが判明しました。好きな給食メニューランキングを見ていなければ、一生レシピを知らないまま過ごしていたかもしれません。Simejiランキング、ZIP!でこのランキングの特集を組んだ方、給食レシピの公開を決めた方、全ての方に感謝します。これでまた一つ、私の人生が豊かになりました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。ホームページへのレシピ掲載だけでなく、100ページ超えのレシピ集として資料をまとめている地域もありました。印刷して家に置いておきたいですね。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


第2回ハナショウブ小説賞 最終選考ノミネート作品発表!

▼詳細はこちらをご確認ください。

第1回ハナショウブ小説賞 結果発表!

最終選考結果が発表されました!
▼受賞作品は公式サイトをご確認ください。

▼授賞式の様子はこちら!

〈刊行作品のご紹介〉

『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)

定価 本体1,800円+税 A5変型版ハードカバー

ほとんどの国民が神霊術を使うルーラ王国の南部。
「チェルニちゃん、いてくれてよかった。きみに力を貸してほしいと思っているんだ。街の子供たちが三人、拐われたかもしれない」
この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

▼noteでもお読みいただけます!


『フェオファーン聖譚曲オラトリオ』シリーズ(菫乃薗ゑ/2020)

※絶版中、現在新装版刊行準備中。

「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!