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編集部日記(秘密の食事編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

昼食タイム。それは、勤務時間の中でも至高の時間だと思っています。

弊社の始業時刻は9時なのですが、私は大体11時30分を過ぎると空腹を感じ始めます。鳴るな鳴るなと願っても、無情にも響き渡るお腹からの催促音。もう編集部の皆も聞き飽きたのではないでしょうか。

基本的に昼食は自分のデスクで食べているため、ほかのメンバーが何を食べているのかは、なんとなく音や匂いで察知しています。時には近くで感じるカレーの匂いに誘惑され、完全にカレーの口になることもあります(すでに昼食の準備は済ませているため、もちろん今更カレーに変更することはできません)。

いつもはお弁当やパンを食べている私ですが、たまにイレギュラーなメニューを挟みたくなるときがあります。だいたい、1か月に数回くらい。

その一つが焼き芋でした。こちらは過去のnoteでお話ししています。

体重が~健康が~と言いつつも、食べたいものは食べたいときに食べる。そんな信念を掲げて日々を生きているため、食欲に嘘は吐かないと決めています。

あれは、約1か月ほど前のことです。

その日は、出勤前の段階から、無性にアレ・・が食べたくて仕方ありませんでした。

待ちに待ったお昼休憩の時間。私はバッグの中から本日のメインディッシュを取り出し、デスクの上へセットしました。蓋を開けて、まずは一口いただきます。焼き芋を食べていたときとは違う、ボリッボリッと鳴り響く咀嚼音。休憩時間に聞くにはあまりに異様な咀嚼音だったようで、半分ほど食べ進めたあたりで、ヤマザトさんがこう言いました。

「ヤナガワさん何食べとるの?」
「じゃがりこです」
「じゃがりこ!?」

訪れる一瞬の沈黙。まじか、という顔をして笑いが止まらないヤマザトさん。デスクの上に佇む、じゃがりこ。

事務所は、異様な空気に包まれていました。

「ヤナガワさんは、ご飯食べてからお菓子も食べる派? わかる~! 私もそうなんよ」

Ms.レモンチェッロさんがそう言ってくれました。私が不健康オブザイヤ―を受賞してしまわないよう、優しくフォローしてくれたのです。

「いやっ、これがお昼ごはんです……」
「あっ、それが一食目!?」

こいつぁダメだ、とMs.レモンチェッロさんもお手上げ。私は必死で弁解します。

 「じゃがりこは、ほぼ野菜なので」

個人の見解です。

じゃがりこはじゃがいもを主原料としているお菓子なので、これはもうほぼ野菜と言っても過言ではないでしょう(もう一度言います、個人の見解です)。サラダ味を選べば、にんじんとパセリも入っていますしね。この日食べていたのは、じゃがバター味でしたが。

改めてじゃがりこのことを考えてみると、実は私って何も知らないのかもしれません。本当にじゃがいもでできているのかすら調べたくらいですから。せっかくなのでこの機会に詳しく調べてみると、カルビー株式会社様のnote公式アカウントが投稿されている、とある記事を見つけました。

どうやら、10月23日はじゃがりこの日らしいのです。

しまった! せっかくなら、この記事も10月23日に合わせて投稿すればよかった……。素晴らしい情報を手に入れつつも、日々投稿ネタに追われている、というのが正直なところなので、この記事は寝かせずに本日投稿したいと思います。

上記の記事を読んで、驚いたことが一つありました。

私は、長時間運転をする際、必ずじゃがりこを相棒に選び、カップホルダーにセットしています。知人がそうしているのを見て「そんなことができるのか!」と真似したことが始まりでした。きっと非公式だろうと思っていましたが、なんと記事内でじゃがりこinカップホルダーについて触れられていたのです。

もしかして、私が知らなかっただけで、これはじゃがりこユーザーなら常識だったのでしょうか。そもそも人からの受け売りだったにもかかわらず、ドヤ顔で周囲に勧めていた過去を恥ずかしく思います。

また、記事内では、じゃがりこを食べても「手が汚れにくい」ことについても触れられています。確かに、じゃがりこをつまんでいた親指と人差し指に大量のパウダーがついていたことは、これまでの人生で一度もありません。これも計算の上だったなんて……。

ほかにも、カルビー様の公式noteには、普段から馴染みの深い商品についての記事がたくさん投稿されていて、勤務中なのに思わず一から読んでしまいそうになりました(終業後に楽しませていただきます)。

企業として投稿するnoteは、こういった自社商品に関する裏話や、制作秘話、企業ジャンルに特化した話題が多く、ある種それが企業noteの良さだとも思っています。

ただ、そこに憧れを抱いてはいるものの、opsol bookはopsol bookらしくをモットーに、まずはできることから続けてまいります。私のレベルがいつかグググググーンと上がった暁には、将来的に書籍出版に関する話題のnoteが投稿されるかもしれませんが、今はまだ、私のひとりごとを細々と呟かせてください。

ちなみに、昼食にじゃがりこを食べる私の咀嚼音を聞いて、ヤマザトさんは漬物を食べているのかと勘違いしていたようです。なんだか少し恥ずかしくなって、残り1/3となったじゃがりこは、一旦カバンの奥底へと収納しました(終業後、車の中で食べました)。次は完食を目指して、堂々と昼食としてじゃがりこを取り出すことを誓います。

ここまでお読みいただきありがとうございます。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


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