編集部日記(もっちゃもっちゃ編)
こんにちは、opsol bookのヤナガワです。
編集部の面々は、基本的に各自の好きなタイミングでお昼休憩をとっています。それぞれのデスクで休憩時間を過ごしているので、雑談をすることもあれば、本を読んだり、SNSを見たり、眠ったりと、過ごし方は日によってさまざまです。
昼食を食べるタイミングはほぼ同じなので、誰が何を食べているだとか、あまり気になることはありません。
ただ、昼食を食べる時間が大幅にずれてしまうと、皆が真剣に仕事に取り組んでいる中でご飯を食べることになります。私も一度だけ経験したことがあります。まさに、私が健康診断を受けた日がそうでした。
午後から健康診断を受ける予定だった私は、朝食、昼食NGの絶食状態。健康診断が終わったら、何を食べようか、ただそれだけを糧に午前中の業務を乗り越えました。食べない時間が増える程、高カロリーな食事が脳内を過ぎります。かつ丼、カルボナーラ、ピザ……。
空腹に耐えたまま無事に健康診断を終え、会社へ向かう道中で昼食を購入。そのまま事務所に戻り、待ちに待った食事タイムへと突入します。
私が購入したのは、かつ丼でも、カルボナーラでも、ピザでもなく、熱々の焼き芋でした。芋が好きなもので。
▼帰宅時に焼き芋を買い食いした話はこちら
私は何事も「買うならより良いものを」をモットーに生きています。例えば、DVDとBlu-rayであれば、画質を優先して迷わずBlu-rayを選びますし、通常版と初回限定盤だったら、販売部数の少ない貴重な初回限定版を購入します。食べ物も同様に、せっかく購入するのだからと、同じ商品でも一番大きなサイズを選びがちです。
例にもれず焼き芋も、一番大きい芋が入っているであろう袋を選びました(袋に入っていて中身が見えないため、勘と執念を駆使して選択しています)。
朝から何も食べていないのですから、もちろんお腹はペコペコ。私のデスクの正面で業務に取り組むヤマザトさんたちには悪いですが、いっちょ腹ごしらえをさせていただきます。
袋の中を覗いてみると、私の読みは当たっていたようで、ずっしりと重みのある立派な焼き芋が、ホクホクと湯気を纏った状態でそこに佇んでいました。
すみませんね、皆さんはとっくに昼食が済んでいるというのに、私だけこんなにおいしそうな焼き芋を食べてしまって……とニマニマしながら、まずは一口。
カタカタカタカタカタッ(タイピング音)
もっちゃもっちゃもっちゃ(咀嚼音)
カタカタッ(タイピング音)
もっちゃもっちゃ(咀嚼音)
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタッ(タイピング音)
もっちゃもっちゃもっちゃもっちゃもっちゃもっちゃもっちゃもっちゃもっちゃ(咀嚼音)
チョイスミス、確定です。
蜜が多めの、あま~いタイプの焼き芋だったことも影響しているのでしょうか。静かな事務所内に響き渡る、高らかなタイピング音と粘度のある咀嚼音。焼き芋って、静かな場所で食べるとこんな感じになるんだ……と絶望しながら食べ進めるものの、欲張って大きいサイズの焼き芋を買ったせいで、どれだけ食べても一向に手元の芋が減りません。
そして私は、更に重大なことに気が付くのです。
カチカチッ(マウス操作音)
もっちゃもっちゃ(咀嚼音)
カチッ(マウス操作音)
もっちゃもっちゃもっちゃもっちゃもっちゃ(咀嚼音)
タイピング音が鳴り響いている方がまだマシであった、と。
タイピング音がないと、事務所内はほぼ無音です。マウスを操作する音や紙を捲る音は聞こえるものの、そんなもの、焼き芋の前では無力です。先ほどよりも更に響き渡る、私のもっちゃ音。一体、皆は私のこのもっちゃ音をどう思っているのでしょうか。なるべくゆっくり噛んでみても、「もっっっっちゃ…………ぁ」となるだけで、特に効果はありません。
許してください。もう一生事務所で芋は食べないので。せめて今日だけは、どうか……。
心を無にして食べ続け、どうにか1本丸ごと完食することができました。この日の記憶は、私の記憶に強く刻まれています。懲りずに焼き芋を食べてしまいそうな予感がしなくもありませんが、皆さまは職場で芋を食べる時は気を付けてくださいね。
それでは、また次回のnoteでお会いしましょう!
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