編集部日記(しもやけ編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

先日、秋到来編を投稿した際は、ひんやりとした風が心地良く感じて、秋最高とルンルン気分だったのに、ここ数日で急に冷えてきましたね。冬がひょっこり顔を出している気がしなくもありません。さすがに半袖だと寒いので、重い腰を上げ、タンスから長袖を引っ張り出しました。長年愛用中の某ヒートなインナーも、そろそろ準備をしておかねば。

▼秋到来編はこちら

冬が近づくにつれて、毎年思うことがあります。

しもやけの季節が迫っている、と。

冬になると、私の足の親指と小指は、しもやけの巣窟となります。かゆい、かゆい、とにかくかゆい。「私の小指ってこんな感じだっけ?」と考えてしまうほど大きく腫れ上がるので、記念に定規で横幅を測ったこともあります。

聞くところによると、しもやけは、冬の寒さと温度差が原因とのことです。冬の相棒である我が家のコタツが、しもやけ生成を加速させているのかもしれません。そう思い、昨年は覚悟を決めてこたつ断ちをしてみましたが、結果は変わりませんでした。あんなに寒い思いをしたのに、私の我慢は何だったのか……。しもやけを防ぐには、温度差対策だけでなく、やはり冷え対策が必須なのでしょう。

冷えの原因で思い当たるものがいくつかあります。その一つが、opsol bookの事務所内、デスクの下です。私の足先をじわじわと蝕む冷気は、確実にそこに存在していました。

冬になると、事務所内は暖房でぽかぽかになります。冷え切った廊下に出てるのが嫌すぎて、退勤するのが苦痛なくらいです。

しかし、いくら室内を暖めても、冷気は下へと流れて足元に広がっていきます。ひざ掛けでふとももをカバーしたところで、足先が温まることはありません。

弊社は土足厳禁なので、各自で室内履きを用意しています。春夏と秋冬でスリッパを変えている社員も多いですが、私はケチな性分なので春夏秋冬同じスリッパを使用中です。100円均一ショップは、いつだって私の味方。スリッパの購入でもお世話になっています。

一生この子を履いていく、と誓って購入した1代目(110円)は、裏側がビリビリに破れてしまい、1年も経たずして別れを告げることになりました。2代目探しの旅に出たときも、懲りずに予算は110円。適度に厚みがあってしっかりしつつ、1年を乗り越えられるような、そんな運命の出会いを110円で探そうとしているのが無謀なのでしょうか。

真夏に裏起毛タイプを履くわけにはいかないので、結局1代目と似たようなスリッパを購入。お値段は220円でした。私の甘い考えはお見通しなのか、商品棚に陳列されているスリッパたちから「何でもかんでも110円で買えると思うなよ」と訴えられている気分になり、予算を110円だけ追加しました。きっと、こたつ断ちをしても新たなしもやけが生成されてしまうのは、このケチさが原因なのかもしれません。

長い目で見たら、リーズナブルなスリッパを1年中履き続けるよりも、季節に合わせて2足を履き替えた方が、結果的に長持ちしてコスパも良いのでしょうか。このペースでスリッパが限界を迎えてしまうと、年に1回は買い替えが必要となってしまいます。事実、1代目は1年を経たずして限界を迎えていますし、何よりしもやけを生み出さなければ、薬代の節約も可能です。

現在10月。遅くとも11月には裏起毛でぬくもりがあるタイプのスリッパを購入しておきたいところです。はたして、私は冬用スリッパを購入することができるのでしょうか。裏側がビリビリに破れても限界まで同じスリッパを履き続けた私が、しもやけが嫌だという理由だけでスリッパ探しの旅に出るかどうか。恐らく、今年の冬も2代目である220円のスリッパで過ごすことになるとは思いますが、一応未来の自分に期待しておきます。お願い、10月末の私。どうかいい感じのスリッパを購入し、今年こそ足先を守ってください。

ここまでお読みいただきありがとうございます! スリッパの購入に辿り着けなかった場合は、裏起毛の靴下で冬を乗り越えようと思います。それではまた、次回の更新でお会いしましょう!


第1回ハナショウブ小説賞 結果発表!

最終選考結果が発表されました!
▼受賞作品は公式サイトをご確認ください。

〈刊行作品のご紹介〉

『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)

定価 本体1,800円+税 A5変型版ハードカバー

ほとんどの国民が神霊術を使うルーラ王国の南部。
「チェルニちゃん、いてくれてよかった。きみに力を貸してほしいと思っているんだ。街の子供たちが三人、拐われたかもしれない」
この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

▼noteでもお読みいただけます!


『フェオファーン聖譚曲オラトリオ』シリーズ(菫乃薗ゑ/2020)

※絶版中、現在新装版刊行準備中。

「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!