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編集部日記(サムネイルの謎 前編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

本日は、以前投稿していた「小説コンテストを開催することにした駆け出し出版社の話」シリーズについてのお話です。

こちらのシリーズは、サムネイルに食べ物の画像を使用しています(一部を除く)。「何でサムネイルの画像が食べ物なんだ?」と疑問に思った方もいらっしゃると思います。

「一から小説賞を立ち上げる」をテーマに書き始めた記事ということもあり、これからどんな形にもなれるという意味を込め、ハナショウブ小説賞を食材に見立てたことが全ての始まりです。どんな食材でも、調理次第でいろいろな料理になれますからね。

たとえそれを読み取っていたとしても、数多くある食材の中で、なぜ各記事のサムネイルにそれをチョイスしたのか、と不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、この機会にサムネイルの謎を解いていこうと思います。

(1)卵

選んだ理由:目玉焼きや卵焼き、スクランブルエッグなど、どんな料理にもなるし、おいしい。

初っ端からおいしいが理由に入っていますが、もちろんそれだけではありません。小説賞のたまご、という意味も込めたような、込めなかったような……。

これから回を重ねるごとにサムネイル選びに苦労することなど全く知らない私は、卵の可能性って無限大だよな~と暢気に考えていました。この時点ではまだ、「ぴったりやん! ルンルン♪」といった調子です。

ここで余談を一つ。卵料理を作っては失敗することで有名な私ですが、最近は卵焼きを作ろうとして炒り卵が完成しました。オムレツを作っても炒り卵になりました。フライパンが温まるまで待てずに卵を投入した結果、フライパン全体に卵がへばりついてしまったのです。これはフライパンが悪いな、と責任を擦り付けることで、今もプライドを保って強く生きています。

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(2)食パン

選んだ理由:ジャムやバターを塗ってもいいし、焼いてもおいしい。

第2回の更新で、早くもネタが尽きました。伸びしろのある食材をサムネイルにしたい、と見切り発車で出発してしまったが故に、「じゃあその伸びしろってつまり何なん?」と心の中の本田圭佑氏が猛烈に問いかけてくるのです。

卵は形を変えていろいろな料理になるけど、もしかして、食パンって食パンのまま?

今更不安が襲い掛かってきましたが、きっと食パンもありとあらゆる可能性を秘めているはず。サンドイッチにもなれるし、ラスクにしてもおいしいし、こう……ね……うん。

ちなみに、食パンを使ったレシピなら、フレンチトーストが一番好きです。

(3)豆腐

選んだ理由:冷奴、麻婆豆腐、鍋など、可能性が無限大だし、おいしい。

食パンと同じパターンです。

あっ、でも、豆腐はハンバーグやドーナツにも使えますしね。豆腐のステーキもあるらしいですよ(今調べたので、私の社内パソコンに「豆腐 アレンジ料理」の検索履歴が刻まれました)。

もはや理由の後付け大会になっていますが、結構いろいろな料理に使えますね。これはアリではないでしょうか。

これだけ多くの豆腐アレンジレシピがこの世に存在していますが、我が家では基本冷奴一択です。

(4)さつまいも

選んだ理由:焼きいも、蒸かしいも、スイートポテトなど、何でもいけるうえにお腹にもたまるし、おいしい。

理由がワンパターンですぎて、もはや解説する意味とは。

そういえば、昨年、会社近くのコンビニに焼きいもが売っていました。我が家では蒸かしいもにして食べることがほとんどなので、しっとりトロトロの焼きいもに視線は釘付けになり、いつの間にか、四六時中焼きいものことしか考えられない体になってしまったのです。

焼きいもの存在に気付いてからは、購入するか否かで五日は悩みました。買うなら仕事終わりがいいけれど、帰宅後に夕食を食べることを考えると、その前に焼きいもを一本丸々というのはいかがなものか……(夕飯を焼きいもにすればいいだけの話なのですが)。

私一人では答えが出なかったため、隣のデスクのサイさんに相談してみました。「それは買いましょう!」という心強い言葉とともに「ドンキに売ってる焼きいも、めっちゃおいしいですよ! 食べたほうがいいです!」とアドバイスまで貰ってしまっては、食べないわけにはいきません。

私一人の判断じゃないですからね。サイさんも共犯ですから。

結局仕事終わりにコンビニで買った焼きいも

「さつまいもって、こんなに甘くて柔らかいんだ!」と感動した私は、パッケージに書いてあるとおり、こころもからだも温められた状態で帰路につき、帰宅後はしっかり夕食も食べました。

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もはや関係のない話がほとんどでしたが、(1)~(4)のサムネイルについての解説は以上です。

まだ3回分のサムネイル解説が残っているのですが、そちらは後編でお届けしようと思います。今回で全て解説しようとすると、かなりの長さになってしまいますし、せっかくなら、前編と後編に分けて記事数を稼ぎたいという下心が顔を出してきたので。というか後者の感情が9割です。内緒ですよ。

ということで、ここまでお読みいただきありがとうございます。ただの食べ物紹介になってしまいましたが、懲りずにまた次回の更新でお会いしましょう!


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