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夢見るクッキー缶

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

人生で初めてのクッキー缶は、どんなものにしようか。これが私の最近の悩みです。

というのも、ここ数年で続いているクッキー缶ブームに乗りたい私は、日頃からクッキー缶の販売サイトやレシピを眺めては胸をときめかせています。中には、バレンタインやクリスマスなど、イベントをモチーフにしたクッキー缶もあり、味だけでなく見た目まで私の購買意欲を掻き立てるのです。毎年買おう買おうと思いつつも、初めてのクッキー缶なのだから慎重に、と謎の理性が働いてしまい、気が付けば2023年の6月を迎えました。

今回は、私がクッキー缶を手に入れるにはどうするべきなのかを考えてみようと思います。

どこかのお店で買うのか、はたまた自分で作ってみるのか。後者を選んだとして、私にその任務を遂行できるだけの力があるとは思えません。

※ヤナガワは元調理部(高校時代)であるにもかかわらず、お菓子作り含め、料理全般が苦手です。

普段からよくお菓子作りをしている方であれば、すでに食材が自宅にあったり、余った分を次回に活用したりするのでしょう。それに比べて私は、1回限りのお菓子作りのために1から材料を揃えることが多いため、その都度費用が嵩みます。

それに、食材が余ったから次はこれを作ろう、とはならないのです。

例えば、クッキー生地に練り込むために買ったチョコチップ。よくお菓子作りをされる方や料理が好きな方、普段から食材を余すことなく使用している方は、ほかのレシピに活用するのでしょうが、私はそのまま食べます。ほかにどんなお菓子作りに使えるのかを考えるまでもなく、口の中に放り込むのです。チョコチップだけをそのまま食べることなどあまりないですから、貴重な経験ですよね。そう思うようにしています。

それから、我が家にはオーブンがありません。今までは、トースターで代用可能なレシピしか試してきませんでした。クッキーだって、過去に何度もトースターで焼いています。ただ、私は何事も形から入るタイプなので、本当にクッキー缶を作るのであれば、まずはオーブンを買うところから始めようと思います。

▼トースターでメレンゲクッキーを焼こうとして失敗した様子はこちら

クッキー缶の相場は、大体3,000円前後でしょうか。ちょっと高いなと手を出せずにいましたが、最近私は気付いたのです。実はお店で販売しているクッキー缶って、コスパが良いのではないか、と。

私がこれからクッキー缶作りに取り組むとして、必要なものを簡単に書き出してみました。それがこちらです。

無塩バター:約500円
グラニュー糖:約250円
卵:約300円
薄力粉:約200円
缶:約300円
オーブン:最低でも15,000円

※必要分量のみの換算ではなく、店頭での販売価格を想定

なんと合計金額は16,550円! 上記はプレーンクッキーに必要な食材ですので、生地の味を変えるためのココアパウダーやトッピング、更に梱包資材などを追加で購入すると、どんどん金額が上がっていきます。オーブン代を含め、食材も店頭価格で計算しているため、自分を納得させるために無理やり出した金額ではありますが、やはり市販のクッキー缶を購入するのが正解なのかもしれません。何よりも、自作のクッキー缶より絶対においしいはずなので(重要)。

そういえば、私、期間限定の商品や知人から頂いたお菓子だと、もったいなくて食べられなくなってしまうんですよね。

昔、バレンタインデーに友人とチョコレートを交換したときも、もったいなくて手を付けられませんでした。明日食べよう、いや、やっぱりもうちょっととっておこう、を繰り返すうちに賞味期限が大幅に過ぎてしまい、大変申し訳ないのですが、捨てることに。食べたらもったいないと思っていましたが、廃棄になる方がもっともったいないですよね。分かっていても、ギリギリまで記念にとっておいてしまうのです。少し賞味期限が切れている程度であれば、気にせず食べることもありますが、そうするなら最初からすぐに食べておけばいいのに、と自分でも何度も後悔しています。

そして、これはクッキー缶でも同じ症状が出ると予想されます。

決してお安くはない値段、いろいろな種類のクッキーが詰まった宝箱のような缶の中。この状態で、すぐに手を付けられる自信がありません。絶対に「これは大事に食べよう」と思うはずです。そしていつの間にか迎える賞味期限。早く食べておけばよかったと襲い掛かる後悔。

見えます。すぐに食べておくべきだったと後悔する私の姿が。

そんな未来なんて、断固阻止しなければいけません。やはり、私にはまだクッキー缶は早いのでしょうか。

いつかクッキー缶を手に入れるために、まずはこの三箇条を意識するところから始めてみます。

(1)いただいたお土産は感謝の気持ちを表しながら即食べる
(2)期間限定商品も怯むことなく即食べる
(3)お気に入りのお菓子が最後の1個でも悲しむことなく即食べる

クッキー缶ゲットに向けての三箇条

ここをクリアできてからが、クッキー缶への、本当の第一歩となるのです。待っていてねクッキー缶! すぐに迎えに行くから!


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この誘拐事件をきっかけに、チェルニの運命は大きく動き出す――。

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※絶版中、現在新装版刊行準備中。

「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
王族、政治家、騎士たちのさまざまな思惑の中行われようとしている禁忌の「召喚魔術」。
アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!