編集部日記(共存編)
こんにちは、opsol bookのヤナガワです。
事務所内では、たびたび虫に関する議論が交わされます。
というのも、私たちは自然豊かな地域に住んでいるので、小さな(大きい場合もあり)生き物たちとの共存が必須となっています。個人的には、家賃と生活費を払ってくれるのであれば、共存を視野に入れても構わないのですが、何せ滞納しまくりですからね。残念ながら、我が家では今のところ受け入れ体制は整っておりません。
▼虫もお金を払ってほしい、とごねる過去の私はこちら
特に、夏場は彼ら(虫)の活動が盛んであり、あらゆる場所でのエンカウントは避けられません。お風呂場で大きな蜘蛛に遭遇したり、寝室でムカデが目の前を横切ったり、名前を出せない茶色いあいつの存在を感じ取ったり、恐怖はそこら中に潜んでいます。
社内でも、たまに小さな蜘蛛が散歩している姿を見かけます。正直、蜘蛛に関してはほかの害虫を食べてくれるらしいので、そこまで目の敵にすることはありません。さすがに、自分の身体をよじ登ってこられたら話は別ですが、廊下を散歩している程度であれば、広い心で受け止めています。ただし、ピョインッと跳ねてくる可能性があるため、決して気を抜いてはいけません。場合によっては外に逃がすこともしばしば。
そういえば、アシダカグモは、茶色いあいつを駆除した後、建物内に獲物がいなくなったら別の場所へ向かう、と聞きました。
実は先日、自宅でアシダカグモに遭遇し、取り逃がしてしまいました。捕らえられなかったことを悔やみ、血眼で部屋中を探したものの、残念ながら姿を見せてはくれません。仕方がないので、茶色いあいつを撲滅してくれていると、そして、食らい尽くした果てに我が家を旅立つと信じて、この一連の出来事をなかったことにしています。
アシダカグモが出たってことは、我が家に茶色いあいつが存在しているということ?と頭を抱える瞬間もありましたが、あの日から一度もアシダカグモの姿を見ていないので、きっと、すでに食事を終え、次の獲物を狙って移動していますよね。ね?
蜘蛛のほかに、社内でもよく話題になるのがムカデです。
玄関、リビング、寝室、更にはあの子のスカートの中など、いたるところで発見されるムカデ。つい最近、本当に私のスカートの中にいた時は、恥ずかしながら2023年で一番取り乱しました(自宅での出来事です)。どうしたらいいのかわからず、中腰でスカートをパタパタさせる姿は、傍から見たら滑稽だったことでしょう。
我が家には対ムカデ用の駆除スプレーがないため、基本的にハエ叩きで応戦します。ヤマザトさんのおすすめは、ターゲットを凍らせるタイプのスプレーとのことなのですが、ムカデの生命力はハンパないので、凍らせるにはかなりの量を噴出する必要がある場合も。すぐにもったいない症を発症する私には向いていないかもしれません。
そんな生命力がハンパないムカデですが、昔、一度だけ、我が家のリビングで干からびていたことがあります。久々に部屋の片づけでもするか、と大量に積み上げられた荷物を動かしてみると、7cm程のムカデがカラッカラに乾いた状態で眠っていたのです。
当時は「つやつやの状態で遭遇しなくて良かった~」とのんきなことを考えていましたが、よくよく考えると、ムカデが生き延びることができない程に我が家が過酷な環境だったのでは、ということに気が付き、少しだけ落ち込みました。
昨年よりも多くの虫と遭遇することになった今年の夏も、気付けば終わりに近づいています。個人的な感覚だと、秋冬はエンカウント率が低いように思うので、しばらくは安心して過ごすことができそうです。
とはいえ、休憩時間に繰り広げられる虫との遭遇エピソードが、しばらく減ってしまうのは少し寂しく感じますね。自分はなるべく遭遇したくはありませんが、安全地帯で聞く虫エピソードの面白さは唯一無二ですから。
たとえ自分が彼らに遭遇してしまっても、5秒後には「明日会社に行ったら報告しやな!」と切り替えができるので、ネタとして披露できるこの環境がこの先も続くことを願っています。皆さまも、突如現れる彼らには注意してくださいね。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう!
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