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編集部日記(クッキー缶入手編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

前回の更新が99本目!

本日の更新で、編集部日記は記念すべき100本目を迎えます。先日まで「これで50本! 折り返し!」と思っていたのですが、気付けばこんなに投稿していたようです。偶然マガジンを開いたから気付いたものの、危うく見逃すところでした。

さて、今回はクッキー缶についてです。

いつかクッキー缶を買いたいと願望を綴った記事を過去に投稿しています。

この記事を投稿してすぐ、同じ編集部のヤマザトさんが、いくつかクッキー缶を紹介してくれました。しかし、私はやるやる詐欺でおなじみのヤナガワ。クッキー缶も例の如く、購入には至らず指をくわえて眺める日々が続きました。

「初めてのクッキー缶」は人生で一度きり。よく見極めて、本当に自分が欲しいものを買わなければと思えば思うほど、クッキー缶はどんどん遠ざかっていくばかり。このまま私は一生クッキー缶を買わずに生きていくんだろうなと、心のどこかでそう思っていました。

ところが、クッキー缶への想いを綴った記事を投稿してから、半年以上経った今年の2月のことです。近所の洋菓子店のSNSに、クッキー缶発売のお知らせが投稿されました。

以前から気になってはいたものの、いつお店に行っても次の発売日は未定。発売されても数量限定で即日完売だったため、店頭で目にすることはなかったクッキー缶の発売が決定したというのです。

このチャンスを逃したら、この先私がクッキー缶を買うチャンスは訪れないかもしれない。そうなれば、私はいつもどおり「やるやる詐欺の口だけ人間」になってしまいます。今こそ、その汚名を脱ぎ捨てるときではないのでしょうか。

ということで、2024年2月某日、ついに私ヤナガワは、クッキー缶を購入しました!

……購入したのですが。

クッキー缶は、数種類のクッキーが缶の中にたくさん詰められています。見た目が可愛くて、さまざまな味も楽しめる夢のような商品です。もし手に入れられたら、賞味期限内に一日一枚ずつ、ゆっくりゆっくり味わおうと思っていました。

しかし、購入したのは2月。この時期、私はとある一大イベントに備えて食生活の見直しをしていました。何度か編集部日記を読んでくださっている方なら、もうお気付きかもしれません。

健康診断です。

健康診断が終わるまでは、できるだけ間食は避けて体重増加を防ぐ。そう心に誓った矢先に購入してしまったクッキー缶を見つめて、私は途方に暮れました。

このクッキー缶の賞味期限は、健康診断から一週間後。たった一週間で、約30枚のクッキーを平らげるなんて、そんなもったいないことをしたくはありません。もちろん、今食べてしまったら、健康診断に向けて取り組んだ(僅かな)努力が水の泡であることも分かってはいるのです。もったいない、食べたい、もったいない、食べたい。相反する感情がせめぎ合い、悩んでいる間にも、刻一刻と健康診断と賞味期限は近付いています。

こんなタイミングでクッキー缶を買った私が馬鹿だったのでしょうか。でも、次はいつ手に入るかわからない商品があれば、細かいことは置いておき、まずは真っ先に購入するが吉なのだと、私はそう思っています。故に、後悔はしていません。

悩みに悩んだ結果、クッキー缶購入前に決めたとおり、健康診断が終わるまで我慢することにしました。もうここまできたら、クッキーの一枚や二枚であり得ないほど体重が増加するとも思えませんが、これまでの(僅かな)努力を無駄にしたくはありません。ハイペースでクッキーを消費することになりますが、これもまた運命なのでしょう。

何とか耐えて迎えた健康診断後の夜。私は真っ先にクッキー缶へと手を伸ばしました。中には6種類のクッキーが入っています。缶の中で輝くクッキーを見つめながら、まずはシンプルなプレーン味を一口。おいしい。

次は抹茶パウダーが練り込まれたクッキー。おいしい。次いでココア味。おいしい。雰囲気を変えてメレンゲクッキーをパクリ。おいしい。チョコチップクッキーも食べます。おいしい。最後にナッツが入ったクッキー。おいしい。

全部おいしい!

最高に幸せでした。この日まで残しておいてよかった。健康診断前に食べていたら、甘味を控えていたことも相まって、タガが外れて一気に一缶完食していてもおかしくはありませんでした。危なかった。

クッキー缶が気になっている方は、ぜひ健康診断を終えてから買ってみてください。家にクッキー缶があるのに開けられないジレンマは、もう誰にも味わってほしくありません(ちなみに、クッキーは完食しました)。

ここまでお読みいただきありがとうございます。何も気にしない方は、お好きなタイミングで購入してくださいね。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


電子書籍発売のお知らせ

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価格:本体価格350円+税
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第2回ハナショウブ小説賞 最終選考結果発表!

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アントーシャたちは、果たしてそれを止めることができるのか。そして強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。

▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!