休日ルーティン(怠惰編)
こんにちは、opsol bookのヤナガワです。
今回は、noteに「#休日すごし方」という素敵なタグがあったので、私も便乗して休日ルーティン(怠惰編)をお送りしようと思います。
私の休日は、アクティブに全振りする日と、一歩も外に出ない日とで極端に分かれています。
〈アクティブデーの歩数記録〉
〈怠惰デーの歩数記録〉
後者の一日を過ごす場合、まずは普段設定している目覚まし時計を切るところからがスタートです。誰にも邪魔されない状況で、好きなだけ寝る。これが最大のポイントなのです。
そして、前日に入浴を済ませたかどうかで、休日の質は大きく変わってきます。
というのも、私は基本的に「夕飯を食べてからお風呂に入りたい」タイプです。理由は単純で、お腹が空いているから。まずは食欲を満たしてから、次のステップへと進みたいのです。
●19:30(前日)
そんなわけで、帰宅後に手洗いうがいを済ませたら、まずは夕飯タイム。満足するまで食べた後って、どうしてもすぐには動けませんよね。そうなると、お風呂に行くのは少し休憩をしてからがいいと思います。
ここで、タブレットを用意し、動画視聴サイトを開きます。気になった動画を片っ端から再生、再生、再生。あと一本見たら、いや、この次……いやいや最後にもう一本。これを繰り返すことで、自分が思っている二倍の時間が過ぎていきます。
●0:00
気付けばこんな時間になってしまいました。
ここで問題になるのが、いい加減重い腰を上げてお風呂に行くか、お風呂を諦めてこの場(リビングの床)で寝るか、です。
お風呂に入らないままいつもの布団で寝るのは避けたい。かといってこのまま床で寝てしまっては、せっかく翌日が休みなのに、心地よい睡眠を手に入れることができません。ではこのまま立ち上がってお風呂に向かえるのかと言われると……。私にはもう、お風呂を諦め、寝転がってタブレットで動画を見続ける以外に、選択肢はないのです。
●1:30
諦めて床に横になり、タブレットはローテーブルの脚に立てかけておきます。そのまましばらく動画を見続けていると、いつのまにか睡魔がやってくるのです。それに抗う必要はありません。迫りくる睡魔に身を委ね、そっと瞼を閉じて、入浴やメイク落としは、数時間後に目を覚ました自分に任せることにしました。
●10:00
念のために設定した目覚まし時計の音が鳴り響く午前10時。窓から差し込む光を受けて、ようやく目覚めの時間です。ついに迎えてしまいました、朝です。
本来ならば布団の上で心地よく寝ていたはずなのに、己の怠惰のせいで体はバキバキ。気が向いたら出かけようかな、と思っていた気持ちも、この時点で萎え気味です。そもそも、まだお風呂にも入っていませんしね。メイクもそのままです。
この状況で目覚めると、いつも思うことがあります。実は、夕飯の後、歯磨きのために洗面所には向かっているのです。なぜそこで立ち上がったタイミングでメイクを落とさないのか。なぜそのままお風呂に入らないのか。某名探偵にも解くことができないこの謎は、迷宮入りしてもおかしくはありません。
もうここから一歩も動きたくない、でもこのまま一日を過ごすのも嫌だ。うだうだと考えて天井を眺めながら、今すぐお風呂に入るか、諦めてもう少し横になっているかを検討。ここで更に一時間が経過します。
●11:00
さすがの私もこのあたりから危機感を覚え始め、一旦起き上がってみることに。目の前にタブレットを置き、再び動画視聴サイトを開きます。起き上がっただけで、立ち上がるわけではありません。適当に動画を再生しながら、立ち上がる気分になるまでひたすら動画の視聴を続けます。
●12:00
ここであっという間に12時に。そろそろ動かないと、せっかくの休日が本当に終わってしまいます。渋々立ち上がり、帰宅から約17時間の時を経て、ようやく私はお風呂へと向かったのです。
入浴が終わればもうこちらの勝利も同然。待ちに待った私の休日が始まりました。
そう、始まったのですが。
もうこの時点で、外出する意欲はありません。きっと翌日になったら「なぜあんな過ごし方を……」と後悔すると思いますが、それも承知のうえです。覚悟を決めて「怠惰デー」を過ごすことを心に決めました。強い決意がないと、この日を迎えることはできません。
現時点での歩数は、リビングからお風呂場までの往復20歩程度。一日2,000歩を目標にしているのに、目標の1/100だなんて。
ここから巻き返す気力はありません。私の中で一日一風呂は絶対であり、先程の入浴は昨日分に換算されるため、今日は夕方にも入浴を予定しています。つまり、もう一度お風呂場への移動が発生するため、最低でも40歩は歩くということ。もう、今日のところはこれでいい気がしてきました。
●13:00
この日は、もはや諦めの境地に居るため、ドライヤーを済ませたらもう一度元の体制に戻ります。そう、横になるのです。一応、布団ではなく床にしておきます。
これで私の一日の流れは完全に決まってしまいました。
●14:00
引き続き床に転がりながら、ひたすらタブレットで動画を眺め続けます。60秒の短い動画をひたすらスワイプしながら見ていると、気付けばかなりの時間が経っていることも。まさに時間泥棒ですよね。「この次にもっとおもしろい動画が来たら、そろそろやめる」と心に誓っても「この次のほうがおもしろいかもしれない」と思うと視聴を続けてしまうのです。唯一潔くやめられるのは、充電がなくなりかけた時くらいでしょうか。充電器を接続しながらの使用があまり好きではないため、こればかりは諦めざるを得ません。ちなみにこの日は、入浴中に充電していたため、まだまだバッテリーは絶好調です。
●15:00
おやつの時間になりました。そういえば、まだ昼食も食べていません。しかし、18時に夕飯を食べるとすると、今から昼食というのはあまり得策ではありません。ここは諦めておやつを、とストックしているお菓子を見てみるも、そこにあるのは甘いお菓子のみ。
違うんだよな……今、体が求めているのは、糖分ではなく塩分なんだよな……。そう思いながら、お菓子の隣に視線を動かすと、そこにはカップラーメンの姿が。見つけてしまいました、最適な塩分を。これなら私の求めていたしょっぱさを得られるはずです。いやいやでも、今食べてしまうと夕飯が。ううん、ここは我慢、我慢。
●16:00
キッチンに見えるのは、やかんでお湯を沸かすヤナガワの姿。あれ? カップラーメンのことは諦めたはずでは? 自問自答しながらも、湧いたお湯をカップに注ぐ私。そのまま蓋をして3分待機。あっという間にカップラーメンの完成です。
おかしい。私は18時から夕飯を食べるつもりで、15時の時点ではカップラーメンを諦めていたはずなのに、1時間我慢をした末に食べてしまうだなんて。それならば15時に食べればよかったのに。15時だったらまだおやつとして換算できたのに(できません)。
●17:00
カップラーメンを綺麗に平らげたら、そろそろ本日二度目の入浴タイム。つい数時間前に洗ったばかりの髪と体と顔面を、もう一度洗います。一日に二度もお風呂に入る元気があるのなら、前日に入りなさいよ、と自分自身に説教も忘れずに。
●18:00
入浴を終え、夕飯の時間になりました。先ほどカップラーメンを食べたので、お腹の具合はいい感じです。しかし、ここで夕飯を食べるという選択肢を消してしまうと、後々空腹に支配され、よりカロリーを摂取してしまうような気がします。そうなるよりは、今ここで食べるほうがいいのではないでしょうか。
この日の夕飯は、某ハンバーガーチェーン店のハンバーガーセット。家族が仕事終わりに買って帰宅してくれました。ちなみに、夕食がハンバーガーであることは、もちろん私も事前に知っています。それなのになぜ、あんな時間にカップラーメンを食べてしまったのか。答えは一つ。私が食い意地だけは一丁前な人間だからです。
●19:00
「ちょっと前にカップラーメンを食べたから、ハンバーガーは食べきれないかも」という心配をよそに、セットに含まれているポテトも一緒に余裕で平らげました。なお食べ過ぎたことに対する罪悪感はしっかりとあります。
●20:00
余裕の完食だったとはいえ、カップラーメンやハンバーガーでパンパンに膨らんだお腹では、座っているのも一苦労です。歯磨きを済ませ、昨日は辿り着けなかったマイベッドに飛び込もうと思います。食欲を満たした私は、このまま睡魔に負け、早々に眠りに就いてしまうのでしょう。
振り返ってみて
歩数計を見てみると、ごくまれに歩数が2桁の日があります。いやいやさすがにこれは嘘、スマートフォンを持ち歩いていないからでしょ、と開き直ることもありますが、改めてこのnoteを書いて確信しました。歩数計の記録に残されたこの数字は、真実であったのだと。
もちろん、毎回の休みがこの通りなわけではありません。最初に記載した通り、アクティブな一日を過ごす日もあります。それでも、改めて見てみると改善すべき点が多いですね。
まずは当時中の入浴を心掛けて、翌日が有意義な一日となるよう、重い腰をすぐに上げられる人間を目指します。
第2回ハナショウブ小説賞の開催が決定しました!
募集期間:2023年7月3日(月)9:00~2023年9月29日(金)17:00
募集部門:以下の2部門で、フィクションの長編小説を募集します
(1)テーマ部門(テーマ:ふたり)
(2)opsol部門(テーマ:「介護」「医療」「福祉」)
両部門ともに、大賞作品は書籍化&賞金30万円!
皆さまのご応募をお待ちしております。
▼詳細は公式サイトをご確認ください。
〈刊行作品のご紹介〉
『神霊術少女チェルニ1 神去り子爵家と微睡の雛』(須尾見 蓮/2021)
▼noteでもお読みいただけます!
『フェオファーン聖譚曲オラトリオ』シリーズ(菫乃薗ゑ/2020)
※絶版中、現在新装版刊行準備中。
▼リニューアル版(op.Ⅰ)はnoteでもお読みいただけます!