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編集部日記(newスリッパ編)

こんにちは、opsol bookのヤナガワです。

10月に投稿したこちらの記事で、私はとある願いを未来の自分に託しました。

しもやけという脅威から足先を守るべく、冬用のスリッパをゲットすること。昨年は(面倒で)叶えられませんでしたが、今年こそは行動に移したいと思っています。

これまでの私は、足先のガードが甘かったせいで、しもやけと共に冬を過ごしていました。しかし、このままやられっぱなしではいられません。人間は学習する生き物なのです。

今年の冬こそ、しもやけに別れを告げるのだと意気込んでいたところ、朗報が飛び込んできました。

なんと、社内で足元に設置するデスクヒーターの導入が決定したのです。これがあれば、長年のライバルだったしもやけともおさらばです。早速、私も購入を希望しました。

いくら事務所内を暖房で温めていても、デスクの下は冷え切っています。足元にヒーターがあれば、まるでコタツに入っている気分になれることでしょう。社内でコタツ気分を味わえるだなんて……コタツ……コタツ……。

ここで、重大なことを思い出しました。これまで、とんでもなく冷え込んだ日でもない限り、5分もコタツに入っていられた試しがないのです。理由はただ一つ、身体の一部を温め続けられることに耐えられないから。そんな私がヒーターを購入したとして、有効に活用できるとは思えません。盲点でした。せっかくしもやけ回避チャンスが訪れたのに、今の私ではただの置物となってしまいます。

ということで、私は今回の導入を見送りました。今は、ミワさんがデスク下に設置したヒーターを、指をくわえて眺めている状態です。ヒーターを手に入れるにはまず、暖房器具が放つ熱に耐えられる体へと進化するところから始めたいと思います。

足元の冷えを解消するためにヒーターの導入が行われたにもかかわらず、購入を辞退した私が、「冬場はデスクの下が冷えてしもやけができる!」と言い続けるのはフェアではありません。

こうなったら、打開策は一つのみ。買うしかありません、冬用のモコモコスリッパを。

こうして、会社がヒーター導入に踏み切ってくれたおかげで、私のスリッパ購入意欲にも火が付いたのです。

1年越しのミッションを達成するべく訪れたのは、いつもお世話になっている某100円均一ショップ。この際、110円で買いたいなどとケチなことは言いません。私の足をふわっと包み込み、温もりを与えてくれるスリッパを、血眼になって探しました。

売り場には、私が想像していた以上にさまざまな種類の冬用スリッパが並んでいました。カラーバリエーションも豊富です。個人的には、白のスリッパが可愛くて好みだったのですが、汚れが目立ちそうだったので断念。出勤後の清掃タイムでモップを担当しているため、モップから解き放たれた埃が白いスリッパにまとわりつく様が目に浮かびます。何度も「ヤナガワさん、スリッパに埃付いとるよ」声を掛けられるのは恥ずかしいので、汚れが目立ちにくそうなブラウンをチョイスしました。これで、埃が付着していてもバレないはず。お値段は220円でした。毎年使用している塗り薬の1/3のお値段です。たった220円の出費でしもやけができないのであれば、節約にも繋がりますね。

念願のモコモコスリッパを手に入れたので、無敵になった気分です。これで私の足先は守られ、足の小指がパンパンに腫れることもないでしょう。効果が出てくるのはもう少し先だと思うので、とりあえず今はこのスリッパに全信頼を寄せて過ごそうと思います。内側までモコモコが故に、ホールド力が甘く、脱げやすいのが玉にきずですが、しもやけに苦しむ未来を思えば些細なことです。

ちなみに、この記事を書いている途中に社内のお手洗いへ行ったところ、履き替え用のスリッパがキンキンに冷えていました。レザー素材だからでしょうか。目を覚ますには持ってこいの冷え加減でしたが、モコモコスリッパに甘やかされている私の足には、少し刺激が強すぎました。素材一つであれだけの違いがあるのだから、このたびのnewスリッパの導入にも、何かしらの効果が期待できそうですね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。某100円均一ショップへ買い物に行くと、110円だからという魔法の言葉によって大量の商品がカゴへと解き放たれ、いつも予算を大幅にオーバーしてしまいます。この現象に名前はあるのでしょうか。それでは、また次回のnoteでお会いしましょう!


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