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opsol book初の小説コンテスト開催が決定しました。 コンテスト名やロゴが決まるまでの道のり、opsol bookの会議の様子などをリアルタイムでお届けします。
編集部ヤナガワが書くあれこれをまとめています。
『小説家になろう』で大好評連載中! 須尾見蓮先生による『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』の小ネタ集です。 ※本連載投稿は、『小説家になろう』に連載されているものと同内容です。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ チェルニ本編の物語とご一緒にお楽しみください。
万物に宿るとされる神霊の力を借り、人知を超える現象を引き起こす〈神霊術〉。千年の安寧を誇るルーラ王国は、国民のほとんどが、何らかの神霊術を使うことから、〈神霊王国〉と呼ばれている。 そんなルーラ王国で、史上最年少で王国騎士団長となった、レフ・ティルグ・ネイラ。彼こそは、千余年の時を経て現れ出でし《神威の覡》に他ならなかったーー。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 〈神霊王国物語〉シリーズ『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』の外伝作品です。
『小説家になろう』で大好評連載中! 須尾見蓮先生による『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』の外伝シリーズです。 ※本連載投稿は、『小説家になろう』に連載されているものと同内容です。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 『神霊術少女チェルニ 〈連載版〉』内で文通をしているふたり。 ふたりの間で交わされる手紙を、少しご紹介します。
フェルトさんが、クローゼ子爵家のいいなりにならなかったら、アリアナお姉ちゃんたちを誘拐して脅迫するか、フェルトさんやわたしたちを殺そうとするかもしれない……。 ヴェル様の話が怖すぎて、思わず硬直していると、腕の中のスイシャク様と、肩にとまったままのアマツ様が、白と紅の光で、わたしの身体をぐるぐる巻きにしてくれた。 何も心配することはない、ちゃんと守ってあげるから、自分にできることで立ち向かいなさいって。そのメッセージが本当に優しくて、心の底からありがたくって、わたし
神去りのクローゼ子爵家から、フェルトさんとアリアナお姉ちゃんを守り、子供たちの誘拐事件の真相に迫るために、ネイラ様と王城が罠を仕掛ける一日目……って、長いな。この先は、単に〈作戦一日目〉とかにしよう。 作戦一日目は、気持ちの良い快晴だった。朝起きると、左の肩口にスイシャク様、右の肩口に紅い鳥のアマツ様がいて、わたしの頬にぴったりとくっついて眠ってた。 柔らかくて、温かくて、すごく気持ちがいい。これが本当の羽毛布団だねって、わたしは軽く現実逃避しながら思った。畏れ多い
二つの大きな力は、あっという間に近づいてきて、うちの家に到着した。でも、すぐには入ってこなくて、スイシャク様と紅い鳥は、ゆっくりとうちの家の上を回っている。スイシャク様は右回りに三回、紅い鳥は左回りに三回。 わざと軌道をずらしているみたいで、分体が動いた後にできる光の帯が、まるで何かの印みたいに見える。そう、家のなかにいるのに〈視える〉んだ。万事に気の利くスイシャク様が、今だけ視点を共有させてくれたから。 旋回が終わると、スイシャク様と紅い鳥は、音もなく応接室に入
さて、それからも長い時間をかけて話し合ったわたしたちは、翌日からさっそく行動を起こすことにした。善は急げっていうし、いろいろと予想していながら、結果的に間に合わなかったりしたら、余計に悔しいからね。 わたしの最初の役割は、ネイラ様に手紙を書いて、事情をお知らせすることだ。できるだけ正確に情報を伝えて、ネイラ様の指示を仰ぐ。 本当にクローゼ子爵家とセレント子爵がつながっているとしたら、ルーラ王国にとって一大事だから、ネイラ様の指示に従うのが一番だって、皆んなで決めたん
クローゼ子爵家のお屋敷にいる雀は、一羽だけじゃなかったみたい。入り口に張り廻らされている、神霊さんからの〈縁切り状〉を見て、わたしが硬直していると、今度はヒョイって視点が上がったんだ。 目に入ってきたのは、大きくて立派な部屋だった。多分、応接間とか居間とか、人が集まる場所なんだろう。そこには十人近い人たちがいて、怖い顔で何かを話し合っていたんだけど、わたしは話の内容どころじゃなかった。だって、その人たち、顔が大変なことになっているんだよ!? その人のたちの額の真
突然現れた巨大な雀は、不機嫌そうな顔のまま、わたしをじっと見詰めている。わたしはさっと床に下りると、雀の前でひざまずいた。 ふくふくした羽毛とか、真っ黒でまんまるな瞳とか、ジタバタしたくなるくらい可愛いくても、これはただの雀じゃない。いや、もちろん大きさ的にもただの雀じゃないんだけど、それ以前に、この雀は神霊さんの分体なんだから、礼を尽くすのは当たり前なんだ。 でも、わたしが学校で習ったご挨拶の〈祝詞〉を口にする前に、雀は強いイメージを送ってきた。ずっと呼び出される