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opsol book初の小説コンテスト開催が決定しました。 コンテスト名やロゴが決まるまでの道のり、opsol bookの会議の様子などをリアルタイムでお届けします。
編集部ヤナガワが書くあれこれをまとめています。
『小説家になろう』で大好評連載中! 須尾見蓮先生による『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』の小ネタ集です。 ※本連載投稿は、『小説家になろう』に連載されているものと同内容です。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ チェルニ本編の物語とご一緒にお楽しみください。
万物に宿るとされる神霊の力を借り、人知を超える現象を引き起こす〈神霊術〉。千年の安寧を誇るルーラ王国は、国民のほとんどが、何らかの神霊術を使うことから、〈神霊王国〉と呼ばれている。 そんなルーラ王国で、史上最年少で王国騎士団長となった、レフ・ティルグ・ネイラ。彼こそは、千余年の時を経て現れ出でし《神威の覡》に他ならなかったーー。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 〈神霊王国物語〉シリーズ『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』の外伝作品です。
『小説家になろう』で大好評連載中! 須尾見蓮先生による『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』の外伝シリーズです。 ※本連載投稿は、『小説家になろう』に連載されているものと同内容です。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 『神霊術少女チェルニ 〈連載版〉』内で文通をしているふたり。 ふたりの間で交わされる手紙を、少しご紹介します。
レフ・ティルグ・ネイラ様 忘れていました。〈神託の巫〉の宣旨とか、統帥権の話とか、平民の少女には、刺激の強過ぎる話題が続いたので、すっかり書くのを忘れていました。そう、ちょっと前までのわたしなら、驚愕して、感動に震えるはずの出来事……神霊庁で出会うことのできた、四柱のご神亀の存在について、すっぱりと忘れていたんです。 話の前提として、神霊庁のコンラッド猊下って、ものすごくネイラ様と仲が良さそうというか、ネイラ様のことが大好きですよね? ヴェル様も、ネイラ様の執事さんだ
レフ・ティルグ・ネイラ様 丁寧で率直なお手紙をいただき、ありがとうございます。わたしのような平民の少女が、王国の統帥権なんていう、重要機密っぽいことを質問したのに、ものすごくぶっちゃけ……いえ、わかりやすい答をいただいたこと、感謝しています。 でも、そうですよね。いくら〈神威の覡〉だからって、ネイラ様一人が、すべての戦力の統帥権を持っているなんて、どう考えても行き過ぎですよね? わたしが、王城にいる貴族だったら、さすがにだめなんじゃないのって、文句をいいたくなると思う
レフ・ティルグ・ネイラ様 わたしが聞いちゃっても、良い話なのかどうか、かなり疑問なのですが、思い切って書いてしまいます。もし、差し障りがあるようなら、そう教えてください。すっぱりと割り切って、考えないようにしますので。 わたしが気になっているのは、前回の手紙で、ネイラ様が〈一つ一つが統帥権を意味する〉って教えてくれた、星の刺繍のことなんです。王国騎士団の漆黒の団服の襟元に、銀色の糸で星が刺繍されているのは、ものすごくカッコいいんですけど……本当に素敵だったんですけど…
レフ・ティルグ・ネイラ様 混乱だとか反省だとか謝罪だとか、暗めの話ばかり書いてしまいましたので、この手紙は、気楽な感じの内容にしたいと思います。何かっていうと、今日、〈花と夢の乙女たち〉から、大量の荷物が届けられたんですよ。 王都でも人気の服飾店である〈花と夢の乙女たち〉については、以前の手紙で、書いたことがあったと思います。うちのお母さんの好きなデザイナーさんが経営していて、王都の少女たちに大人気で、とにかく可愛らしい洋服ばっかり置いてある店なんです。 お店の中に
レフ・ティルグ・ネイラ様 今、わたしは、深く反省しています。何かっていうと、前回の手紙についてです。ネイラ様から、優しいお返事をもらって、かなり気持ちが安定して、緊張がとけていって……途端に、恥ずかしくなっちゃったんです。 だって、前回のわたしの手紙って、卑怯だったと思うんです。優しいネイラ様が、十四歳の少女に冷たくできないってわかっていて、泣き言を並べていたんですから。それに、〈神威の覡〉であるネイラ様だって、〈神託の巫〉であるわたしを、気にかけてくれているのに。
レフ・ティルグ・ネイラ様 まだ王都にいる、チェルニ・カペラです。これから何通も手紙を送る間、ずっと王都にいる見込みの、チェルニ・カペラです。だって、ネイラ様に聞いてほしいことや、教えてほしいことが多過ぎて、一日に何回も手紙を書いてしまうと思うんです。 わたしの予定では、キュレルの街に帰ってから、ゆっくりと手紙を出すつもりだったんですけどね。大きな問題に直面したわたしが、心を落ち着けるには、すぐにでもネイラ様に手紙を書くしかないみたいなんです。 ということで、今回は、